[pp.19-24]
澤良木公一,大内 宏友,黒岩 孝,松原 三人 (日本大学)
要旨:
本研究は,環境心理学の分野のうち特に認知領域の調査分析と3D画像処理技術を用いて,品川周辺地域に広がる実態圏域についての研究である。既往研究では,環境認知の分析から住民の認識するエッジと3Dモデルデータとの間に一定の関係性が見られた。そこで,本研究では都市の5つのエレメント(パス・エッジ・ディストリクト・ノード・ランドマーク)について,3Dモデルを利用して分析を行うことで実態圈域の把握を行い,新たな環境心理へのアプローチを目的としている。本論の結果より,3D画像を用いた分析によりイメージマップの3D視覚情報システムとして一定の成果が得られた。
キーワード:
都市環境,環境認知,可視化,画像相関,3D画像解析