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環境情報科学学術研究論文集13 (1999年)

[pp.275-278]

登山利用者の自動観測システムに関する研究

枚田 邦宏 (鹿児島大学)


要旨:
森林をレクリエーション利用する登山利用者数を正確に把握することは困難であった。一部の地域で自動カウントする装置が設置されているが利用上の問題が多い。本研究では山岳地帯のどのような場所にも設置できるコンパクトな自動観測装置を設計,設置し,精度や設置上の問題点を明らかにした。結果としては,時刻別登山者数を昼夜にわたって観測できる点で有効性が確認できたが,精度を引き上げるにはセンサーの調整ならびに設置場所の選定が重要であることが明らかになった。


キーワード:
森林レクリエーション,利用者数,自動観測