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環境情報科学学術研究論文集13 (1999年)

[pp.115-120]

リモートセンシングデータによる中国毛烏素沙地における植生量の定量的評価と季節変動の解析

國友 淳子,森本 幸裕 (大阪府立大学)


要旨:
中国毛烏素沙地を対象に,衛星画像を用いて植生の定量的評価と季節変動の検出を行った。植生指数には土壌の反射特性を考慮したTSAVIを用いた。植生の定量的評価には,2時期(夏期と冬期)のSPOT/HRVデータを用いて,土地被覆クラスごとの平均LAIを算出した。その結果,夏期の平均LAIは湿性草原や固定砂丘上のクラスで高い値を示し,砂漠化の危険性の高い半固定砂丘や低密度草原でも植被が認められた。季節変動の検出のために,NOAA/AVHRRデータを用いて,クラスごとの各月のTSAVIと降水量との関係を求めた。全クラスとも夏雨型の生育特性を示したが,固定・半固定砂丘上と低地上のクラスとでは,春期の降水量に対するTSAVIの増加率にわずかな違いがみられた。


キーワード:
リモートセンシング,TSAVI,LAI,SPOT/HRV,NOAA/AVHRR,毛烏素沙地