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環境情報科学学術研究論文集13 (1999年)

[pp.43-48]

都市域における指標生物の生息特性による緑地の生態学的連続性の評価

後藤 忍,盛岡 通,藤田 壮 (大阪大学)


要旨:
本研究では,都市域における縁地の生態学的な連結性を評価するため,ホンドタヌキを指標種として選定し,移動を表現するモデルによって交通事故等による個体回収地点の分析を行うとともに,土地利用シナリオ下での生態ネットワーク特性を評価した。大阪府河内長野市での分析の結果,1) 回収地点は緑地パッチ間の生態ネットワークを幹線道路が横断している地点に多く分布していること,2) 市街化による緑地開発が促進される場合には,市街化区域内の都市公園が孤立する可能性があること,3) 市街化区域内の農地の一部を樹林地に転換することで,これらの都市公園を含む新たなネットワークが創出される可能性があること,などが明らかになった。


キーワード:
生態ネットワーク,生態ネットワーク指標種,縁地計画,ホンドタヌキ