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環境情報科学学術研究論文集12 (1998年)

[pp.287-292]

保水性舗装の熱環境緩和効果に関する実験的研究

熊谷倫太郎,藤野 毅,坪松 学 (埼玉大学,日本大学)


要旨:
保水性舗装(セラミックブロック)の熱環境緩和効果に関する実験を行った。実際の施工状態に即した夏季の自然状態での観測を行い,特にブロック下の地盤の違いによる影響を見積もった。その結果,降雨後晴天日の続いた日の表面温度,および地中温度を比較すると,比較した地盤の中で最も保水性の高い粘土層で表面温度は降雨後も低温が維持されそれが4日程度効果があり,モルタル地盤では,降雨後1日から2日しか持続しなかった。次に,ブロック自身の蒸発特性について調べるため,風洞を用いてブロック表面近傍の水蒸気プロファイルからフラックスを計測した。ブロックは,温度勾配の無い場合でも水分が下から供給されれば300W/m2生ずることが分かった。


キーワード:
保水性舗装,水蒸気フラックス,熱収支,野外実験