[pp.149-154]
島田 正文,手塚 和恵,小谷 幸司,柳井 重人,勝野 武彦 (日本大学,東武計画(株),千葉大学)
要旨:
今後の小学校敷地における緑化の方向性について検討した。緑化状況調査からは,樹木を主とした画一的な緑化形態を示すこと,面的な緑化スペースの確保は困難であること,日常の維持管理において教員の負担が大きいこと等が把握された。教員意識からは,多少感および満足感は縁被率との間に一定の傾向を示さないこと,多少感を高めるには満足感を高めることが効果的であること,満足感を高めるには季節感や多様性等緑の質的に側面に配慮することが有効であること等が指摘された。以上を踏まえ,今後の小学校敷地おける緑化の方向性について検討した。
キーワード:
小学校敷地,緑化,満足感,教員意識