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環境情報科学学術研究論文集12 (1998年)

[pp.125-130]

地理情報システムを利用した広域避難場所としての公共緑地の充足度評価-東京都を事例として

山本佳世子,森下英治 (琵琶湖研究所,アジアエ科大学)


要旨:
わが国の都市は,諸外国の都市と比べて緑地不足が著しいことが従来から指摘されてきた。一方,これまでの震災の際の利用上の有用性から避難場所としての役割を重視して公園・緑地のような公共緑地の整備が進められてきたが,避難場所として利用可能な公共緑地の現状把握や解析評価は十分に行われていない。そこで,本研究では,東京都を事例として,特に広域避難地としての大規模公共緑地に着目し,地理情報システム(GIS)を利用した充足度評価を行うことを目的とする。本研究の結論は,以下の2点に要約できる。(1)特に23区の都心部と多摩地区中心部では昼間人□に対応した公共緑地の整備が必要である。(2)特に多摩地区北部では合計300ha以上の大規模緑地が必要であり,23区では合計約490ha,多摩地区では合計約480haの大規模公共緑地を整備する必要がある。


キーワード:
地理情報システム(GIS),公共緑地,広域避難場所,アクセシビリティ