[pp.23-28]
滝口 善博,清水浩志郎,木村 一裕,船木 孝仁 (アジア航測(株),秋田大学)
要旨:
社会基盤整備に対する合意形成システムの枠組みについて考察し,とくに合意形成を図るための議論の場の性質に関してダム事業を事例とした調査を実施した。その結果,議論の場の主体や参加者などの性質の違いにより,住民の参加意欲の差や,必要性,公平性,信頼性および論議の深さに関する認識の差があることが把握された。また事業地域の住民と受益者である下流都市の住民との認識の違いも把握された。
キーワード:
合意形成,社会基盤,ダム事業