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環境情報科学学術研究論文集11 (1997年)

[pp.75-80]

穀物を対象とした国別の水資源利用の実態とその分類-食料生産・消費・需給の環境効率に関する地球レベルの評価

小林 久,大沼 洋康 (茨城大学,国際耕種(株))


要旨:
各国の穀物の生産,消費,需給を水資源利用の実態として分析・把握し,その結果から各国を7グループに区分した。水資源に対して大きな負荷をかけていると考えられる国には,多量の灌漑水を輸出のための穀物生産に向けている流出グループの国と水資源の制約の強い不充足・低入グループおよび灌漑による生産努力が大きい不充足・高灌漑グループに属す国の異なった形態のあることが推定された。また,日本を含む数ケ国は水資源の制約が小さい充足・灌漑グループに属しているにもかかわらず,水資源の有効利用が図られていない国であると考えられた。


キーワード:
食料生産,食料需給,水資源,環境効率,環境負荷