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高木祥太*・伊藤雅一**・岡村 聖* (*名古屋産業大学大学院環境マネジメント研究科,**名古屋産業大学環境情報ビジネス学部)
テーマ: 投稿
カテゴリ: 研究論文
要旨:
本研究の目的は,環境情報としてのCO2濃度データの解釈可能性に着目し,生活環境圏におけるCO2濃度変化パターンを明らかにすることである。このため,データ分析のためのツールとしてCO2濃度データ検索システムを開発した。このシステムを利用し,東海3県の2011年から2013年までのCO2濃度データを基に,CO2濃度の時別平均値を算出し,各測定地点の各月におけるCO2濃度の変化パターンを分析した。その結果,CO2濃度の時別平均値はほぼ一定の変化パターンに収斂されることがわかった。これらの変化パターンを「CO2平均濃度」,「CO2安定濃度」と定義し参照することで,複雑かつ多様に変化する実測データのより客観的かつ多面的なデータ解釈が可能になることを明らかにした。
キーワード:
生活環境圏,二酸化炭素,環境情報