[pp.65-72]
栗岡理子 (法政大学)
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要旨:
自治体が資源として収集するペットボトル量は把握されているが, 住民が可燃ごみ等と一緒に排出する量はほとんど把握されていない。しかし, 自治体が関与するペットボトルの全体量を把握することは, リサイクル率を高める一助となるであろう。本稿では, 政令指定都市と中核市による可燃ごみとプラスチック製容器包装の細組成調査をもとに, これらに混入して廃棄されるペットボトル量を収集方式毎に推計し, その量に自治体が資源として収集したペットボトル量を加えることで, 処理量を算出した。その結果, 住民1人当たり年間平均105本から145本のペットボトル(販売量の約60〜80%)が自治体により資源および可燃ごみ等として集められていると推計された。
キーワード:
ペットボトル, ごみ細組成調査, リサイクル