[pp.60-69]
鬼塚健一郎・星野 敏 (京都大学大学院地球環境学堂)
テーマ: その他
カテゴリ: 投稿
要旨:
本研究では,京都府下3 つの農村地区におけるFacebook 活用を事例として,Facebook 上の交流データを用いたネットワーク分析とアンケート調査を統合することにより,農山村地域におけるSNS 交流を促進するキーパーソンの具体的な特性を明らかにすることを目的とした。分析の結果,キーパーソンは,1) 地域活動に対する意識が高く,2) 地域内外における交流や情報発信に積極的であり,3)新しいものに対して積極的で失敗を恐れない,といった特性を持っていることが明らかとなった。さらに数量化Ⅱ類によりキーパーソン予備軍の予測を行い,今後のキーパーソンの発見や育成の可能性について考察を行った。
キーワード:
キーパーソン,フェイスブック,社会ネットワーク分析,アンケート調査,数量化Ⅱ類