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山口治子 (京都大学大学院農学研究科(現 大阪大学大学院工学研究科))
テーマ: 投稿
カテゴリ: 報告
要旨:
本報告では,コミュニケーション論もしくは情報探索行動理論に基づく情報ニーズに関する既往研究をレビューすることにより,リスク情報処理過程における“情報ニーズ”の理論的基盤を構築することを目的とする。結果として,情報ニーズを,情報利用者が「問題解決を行うときの目的達成のために必要となる情報が不足している認知状態によるもの」と定義した。さらに,①情報利用者は多段階の問題解決過程をとること,および,②情報利用者が十分であると認識した状態で目的が達成されることを組み入れた「情報ニーズを考慮した個人のリスク情報処理過程モデル」を提示した。
キーワード:
情報ニーズ,リスク情報探索,リスクコミュニケーション