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環境情報科学43巻 (2014年) 2号

[pp.65-69]

地域の博物館施設等に収集・保存される生物標本資料の環境試料としての活用に関する検討

馬谷原武之 (茅ヶ崎市文化資料館)


テーマ: 投稿
カテゴリ: 報告


要旨:
地域において収集される生物標本資料は地域博物館,大学,学校,個人,行政による環境モニタリング事業等により得られる。それらの資料は,おもにインベントリー作成による地域の生物相の解明と記録,実物標本としての保管,研究や教育に利用されるが,同時にそれらの生物標本資料は生息地の化学物質等,地域の環境情報を内包しているといえる。地域で収集された生物標本資料の環境試料としての分析事例の検討,地域で収集される生物標本資料を環境試料として活用するための問題点や利活用の検討を行った。結果,環境分析試料として活用することの利点,注意点や地域内で収集された標本のさらなる有効利用にもつながることなどが考えられた。今後,収集計画段階から環境試料としての利用についても考慮し,自然史標本資料と環境試料双方に活用できる体制を構築することが望まれる。


キーワード:
環境試料,地域環境モニタリング,博物館資料論,地域博物館

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