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杉村乾*・矢田誠** (*(独)森林総合研究所 / **(公財)日本環境教育フォーラム インドネシア事務所)
テーマ:
カテゴリ: 投稿(資料)
要旨:
グヌン・ハリムン・サラク国立公園の内外には10万人近い人びとが居住し,公園域内の森林で採取できる林産物に依存して生活しているが,その利用に対しては法規制がかかっている。3つの村においてGPS追跡と住民参加にもとづく調査を行ったところ,公園境界からおおむね500m以内,多くは違法となる地点で多様な植物を採取していた。これらの結果は,自然保護と住民生活の両立を図るためには,制度の根本的な見直しが必要であることを示している。
キーワード:
生物多様性,森林,特用林産物,ゾーニング,インドネシア