[pp.48-59]
八木田 克英,西尾 チヅル (筑波大学)
テーマ: 投稿
カテゴリ: 研究論文
要旨:
低環境負荷のライフスタイルの普及・拡大のための有効な環境コミュニケーション方法の検討を目的として,異なる環境コミュニケ―ションを設計・実施し,その短期効果を検討した。その結果,いままでにおこなわれてきた環境コミュニケーションでは,環境保全訴求型,経済的ベネフィット訴求型のものが多かったが,対象とする環境配慮行動,対象とする受け手によっては,生活の質的ベネフィット訴求型の方がコミュニケーション効果が高まることが示された。これにより,従来からおこなわれてきた環境コミュニケーション内容のほかに,個人の健康や快適性,個人へのベネフィットを多角的にとらえコミュニケーションすることの重要性が示された。
キーワード:
環境コミュニケーション,環境配慮行動,省エネ行動