[pp.117-122]
河邑 眞,Sanath Jayamanna , 辻子裕二 (豊橋技術科学大学,福井工業高等専門学校)
要旨:
本研究では,地理データの不足する地域の都市化の進展と環境変化を評価する手法を検討した。この中で,LANDSAT TMデータを用いて得られる都市化指標を定義した。スリランカ・コロンボ市を対象領域として本手法を適用し,都市化指標UIと建物占有率UDとの間に強い相関を見い出した。同様に,正規化植生指標NVIについても検討を行い,UIとの相関を明らかにした。これらの相関関係を用いて任意の地図情報から都市化指標を計算し,都市化や自然環境の変化の過程を定量的に評価する提案手法の有用性を確認した。
キーワード:
都市化,建物占有率,植生指標,LANDSAT TM