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環境情報科学学術研究論文集8 (1995年)

[pp.21-26]

街路樹の維持管理に関する一考察-埼玉県の国道463号を事例として

島田 正文,霊山 明夫,相内 正豪 (日本大学,(株)森緑地設計事務所)


要旨:
本研究は,都市環境の形成上,重要な存在である街路樹を対象に,今後の維持管理の方法について検討した。街路樹の実態調査や住民への意識調査を行った結果,街路樹の幹や枝葉の繁茂,落葉等の発生による問題や根の発育にともなう問題,また,日常の維持管理に関しては,道路から50M圏内の住民の負担が大きいこと等が把握された。今後の要望としては,約半数が現状維持を望んだものの,歩道の拡幅をともなった植樹,間引き,樹種や形態の変更等への意見もあった。また,維持管理に関する自主的な参加意識は,100M圏内の住民に高かった。今後の維持管理にあたっては,維持管理やリサイクル等に関する技術面での充実はもとより,住民・企業,行政間等での,役割分担の明確化,協議機関の設置等,維持管理システムの構築が必要である。


キーワード:
都市環境,街路樹,維持管理,落葉,リサイクル,維持管理システム