[pp.5-8]
猪設 隆行,廣瀬 葉子,甲斐 祐子 (国際航業株(株))
要旨:
本研究は,都市域の緑地周辺の熱環境を把握することを目的として,人工衛星LANDSAT TMデータの夜間および昼間熱バンド等を主休とした解析により,土地利用区分別の緑被率と地表面温度との関係について検討した。対象としたのは東京23区と東京都の都市周辺部に位置する日野市である。その結果,緑被率の高い土地利用区分項目では,地表面温度の最高値と最低値の差が小さく,平均温度も低いことが把握された。
キーワード:
熱バンド,地表面温度,土地利用別緑被率,都市域