記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 7 (1994年) > 居住環境要因の違いによる都市住民の行動反応に関する研究

環境情報科学学術研究論文集7 (1994年)

[pp.89-94]

居住環境要因の違いによる都市住民の行動反応に関する研究

朴 玄鎭,田島 學,丸田 頼一 (千葉大学,前筑波大学)


要旨:
本研究は,都市住民の自由時間を過ごす場所,「行動圈」に着目し,「行動圈]と幼少期の居住体験や現在の居住環境要因との関係について考察を行ったものである。研究手段としては,アンケートと空中写真により作成した緑被地・被緑被地分布図を用いた。その結果,幼少期の居住体験は,青壮年期の行動を引き起こす動機づけや行動反応に影響を及ぼしていることが把握された。また,現在の居住環境要因においては,日常的な都市生活環境から離れ,自然との体験を求める行動には,高木を中心とした樹木被覆地率や建設面積率の差異が,一方,対人間的や都市的行動には,居住年数の差異が,それぞれ規定要因として働いていることが判明した。


キーワード:
自由時間行動,居住体験,居住環境要因,行動反応