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環境情報科学学術研究論文集7 (1994年)

[pp.52-58]

景観識別言語の使用頻度と視率(視対象が視野に占める大きさ)の関連

青木 陽二,安岡 善文,屋代 雅充 (国立環境研究所,情報解析研究室,ラック計画研究所)


要旨:
景観の認識方法を明らかにするために,視野に占める対象物の大きさとその視対象の言語による記述の頻度との関連を調べた。その結果,緑と田畑は視野に占める比率(視率)が高まるにつれ,緩やかに言語の出現頻度が高まることが分かった。建物と水は視率の上昇に伴い不安定ではあるが,急速に言語の使用頻度が高まることが分かった。道路及び道は,その状態によって認識が異なることを示していた。このことより,景観識別要素として,建物と水は強い影響があることが分かり,緑や田畑は緩やかな影響があることが分かった。また画像処理などの言語以外の要因の分析からは,緑の認識には人間が景観要素として獲得した植物の変形が有効であることが分かった。


キーワード:
景観識別言語,視率,関連分析