記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 7 (1994年) > 出雲平野における築地松の分布実態と保護に係わる課題

環境情報科学学術研究論文集7 (1994年)

[pp.46-51]

出雲平野における築地松の分布実態と保護に係わる課題

柳井 重人.坂口 道之,丸田 顛一 (千葉大学,(株)ニュージェック)


要旨:
本研究では,出雲平野における築地松分布の現状と推移および所有者等の意識を把握することにより,今後の築地松の保護に係わる問題点や課題について検討した。その結果,近年,築地松は松枯れの被害等により減少傾向にあること,多くは西側に林帯を有し,季節風を防ぐ役割を果たしていること,所有者等は築地松を地域のシンボルとして認識し,保護意識も高いこと,陰手刈り(のうてごり)職人の確保や維持管理費の負担が問題であること等が把握された。今後は,松枯れの防除,補植による築地松の復元,陰手刈り職人の養成,維持管理に係わる費用の助成が必要であり,これらに基づいた所有者への支援体制の確立が課題となることが把握された。


キーワード:
築地松,出雲平野,田園景観,防風林