[pp.40-45]
青山 貞一 ((株)環境総合研究所)
要旨:
「臨海副都心計画」を中心とした東京臨海開発は,自動車交通の増加によるNOx,CO2の発生など,地域及び地球環境保全の面から,またー極集中問題など都市の機能や構造の問題としてその妥当性が論議されてきた。本研究では計画アセス手法の開発を想定し,NOxを都市環境の代表指標として計画の熟度が異なる複数の開発による大気環境への累積的,広域的な影響の予測及び評価を試みた。また,大都市のNOxの改善を目的に制定された「自動車NOx法」の改善効果に関する政策分析もあわせて試みた。
キーワード:
大気,NOx,計画アセス,自動車排ガス,ウォータフロント