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環境情報科学学術研究論文集14 (2000年)

[pp.261-266]

都市物質の増加に伴う地表面蓄熱量の変化に関する研究

坪松 学 (日本大学)


要旨:
都市化にともない地表は植生から多くの工業物質に置き換わった。このことにより,地表の熱特性は大きく変化した。その一つに地表の熱容量がある。都市地表面は植生面と比べ日中高温となり,また熱容量が大きいことから日中多くの熱を蓄え,その一部が夜間に放出されヒートアイランドや熱帯夜など熱環境に影響を与えている。ここでは建物や地表面の蓄熱量の時間変化を実験や観測データをもとに計算し,都市物質の地表に占める多寡と地表面での蓄熱量やその放熱について検討した。人工物質の地表に占める割合が小さいうちは人工物質の割合と蓄熱量は比例するが,大きくなるにしたがい日射量や影の関係から上限があることがわかった。


キーワード:
都市化,熱環境,ヒートアイランド,地表面温度,蓄熱