[pp.207-212]
瀧 和夫,秋庭 潤,松山 秀明 (干葉工業大学,環境エンジニアリング(株))
要旨:
現在,我が国では,自然環境の保全,保護,そして持続可能な利用などが主な話題となり,自然環境の保全と開発を両立するための手法が必要とされてきている。そこで,河川流域が許容可能な生態系循環について,河川水賀とその河川流域が抱える他の要素(居住人□,施設利用総数などの人□動態・土地の利用形態別面積)等の環境要素を下に,養老川流域(千葉県)を対象として,その概念を示すと共に,新しい環境容量評価法について検討を行った。その結果,環境要素の周期性・非周期性,さらに,長・短周期性を明らかにし,生態系循環モデルの構築を試みた。
キーワード:
流域環境,生態系サイクル,環境サイクル,水質,土地利用形態,養老川