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環境情報科学学術研究論文集14 (2000年)

[pp.195-200]

低密度市街地の拡大が交通エネルギー消費量等に与える影響に関する研究

杉田 浩,谷下 雅義,鹿島 茂 (中央大学)


要旨:
地方都市では,人口成長等による宅地需要の増大,モータリゼーションの進展等が原因となり低密度市街地が拡大した。本研究は低密度市街地拡大が1人あたり交通エネルギー消費量等に与えた影響を人の交通行動が居住場所で異なる点に着目し分析したものである。この結果,郊外居住者は都心居住者より1人あたり交通エネルギー消費量等が大きく,市街地拡大による郊外居住者増加は交通エネルギー消費量等増加の要因となることを示した。更に,低密度市街地拡大は「都市計画の線引き制度」運用の違いが大きいと考え,市街化区域が拡大しなかった場合の1人あたり交通エネルギー消費量等を試算し,省エネルギーには土地利用政策が重要なことを示した。


キーワード:
交通エネルギー消費量,交通費用,低密度市街地