[pp.177-182]
小松 孝二,市坪 誠,竹村 和夫,今田 寛典,長町 三生 (呉工業高等専門学校,呉大学)
要旨:
我が国では医療技術の発展,少子化等の理由から高齢化が急速に進展している。その割合は現在16%に到達しており,世界一の水準になろうとしている。本研究の対象である君田村は,県内でも最も高齢化率の高い自治体のひとつであり,高齢者福祉を考慮した情報システムを構築している。本研究では,過疎地の情報整備と地域計画を行うために高齢者が必要とする情報コンテンツの調査及び施設の利便性評価を行った。結論として,コンテンツ調査では日常情報の必要性が多くあげられた。施設の利便性調査では,医療施設と家庭の高低差が大きな要因として挙げられた。
キーワード:
高齢者,過疎地,地域計画,情報コンテンツ,GPS