[pp.109-114]
島田 正文,難波 良憲,鈴木 暖果,河野 英一 (日本大学)
要旨:
本研究は,福島県会津若松市を事例として,次世代を担う中学生・高校生を対象としたアンケート調査等を行い,(1)彼らの生活環境,原風景,赤井谷地等の地域環境に対する意識を把握すること,(2)地域の貴重な資源である赤井谷地の保全・保護の今後の方向性や問題点等を検討することを主な目的とした。その結果,赤井谷地の保全・管理運営活動など地域の資源を活かした地域環境の整備や会津若松市の原風景でもある自然や歴史・文化の保護・保全,また,環境への理解者を増やしていくためにも,今後,地域固有の自然や歴史・文化的資源と接触の機会を増やすことや環境教育の充実化等の重要性が指摘された。
キーワード:
原風景,中学生・高校生の意識,地域環境の整備,環境教育,赤井谷地