[pp.61-66]
八木田浩史 (資源環境技術総合研究所)
要旨:
都市におけるゴミのエネルギー利用技術の評価を目的として,最適化型エネルギーモデルROSE(Refuse Option for Supplying Energy)を開発し,東京都23区における電力および熱供給についてコスト及びCO2排出量の観点からゴミエネルギーシステムの検討を行った。スーパーゴミ発電,RDF発電およびRDFコジェネレーションを含むゴミエネルギーシステムを導入することにより,コスト増加を伴うことなく,対象地域におけるCO2排出量を削減出来る可能性があることを確認した。CO2排出量に制約を課すことによりRDF発電およびRDFコジェネレーションが導入される。
キーワード:
エネルギー供給,RDF(Refuse Derived Fuel),コジェネレーション