[pp.31-36]
前田 恭伸 (静岡大学)
要旨:
環境問題の解決には,一般市民・市民グループ・専門家などといった幅広い人々に環境情報が共有されることが必要となる。このような考えから「あゆみさきプロジェクト」という試みが進められた。これは茨城県周辺で行われた市民グループによる水質調査の内容をハイパーテキスト化し配布するといったものである。この試みにより環境情報ハイパーテキストが市民に受け入れられることがわかったが,「内容が専門的でわからない」などの利用者の声もあった。そこで本研究では今までの利用者の意見を分析し,それらの意見に基づく新たな機能をソフトウェアツールとして作成した。
キーワード:
環境情報,水質調査,インターネット,Java,JavaScript,知識ベースシステム