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環境情報科学学術研究論文集14 (2000年)

[pp.25-30]

住民参加型の環境改善活動における情報共有化(II)-琵琶湖・赤野井湾における環境情報システム構築を事例として

東 善広,中村 正久,藤田 知丈 (滋賀県琵琶湖研究所,北居設計(株))


要旨:
筆者らは,住民参加活動を支援する情報システムの望ましい姿を検証するために,琵琶湖赤野井湾で地域環境改善活動を行う住民グループに対して,インターネットホームページづくりを技術的に支援した。ホームページ作成等のシステム開発に際しては,民間企業などに勤務するシステム開発者を地域住民の一員として,当初からシステム開発に参加してもらうことが重要である。こういったシステム開発の過程をとおして,地域住民との環境情報に関しての連帯感が生まれ,よりよいシステムづくりが可能となることがわかった。しかし,こういった方法によるシステム開発には資金が必要であり,住民グループとしては,今後,このような資金の調達方法について考える必要がある。また,ホームページヘの訪問者記録の分析結果から,研究者と一般住民とでは,求めている情報に質的な違いがあることがわかった。研究者が知識情報を求めているのに対し,一般住民は,ホームページを介して,むしろ双方向での情報交換に期待していることが明らかになった。


キーワード:
住民参加,環境改善,インターネット,赤野井湾,琵琶湖