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環境情報科学学術研究論文集10 (1996年)

[pp.91-96]

QOLの構成要素からみた情報環境の活用法

坂部 創一 (創価大学)


要旨:
情報環境の高度化がQOLに与えた影響度を分析するために,QOLの時系列的な要因分析を各世代ごとに回帰分析を用いて行った。その結果,QOLを高める要因として余暇・経済・仕事・家族・健康に関する項目が有意な変数として選択され,その中でも余暇に対する満足度が各世代を通じてQOLを高める要因になっていることが明らかになった。余暇時間が最近の10年間において増加の傾向を示してきたのは,情報環境の充実・高度化に伴う労働時間の短縮化が一つの大きな要因である。また,それにつれて心や質を重視する価値観を持つ人の割合が増加していることも分かった。さらに,今後も高度情報化社会への移行が加速されることが予想されるので,QOLを高める各要因ごとに今後の情報環境の活用法について論じた。


キーワード:
QOL,情報環境,高度情報化社会