[pp.55-60]
朴 美鎬,柳井 重人,丸田 頼一 (千葉大学)
要旨:
本研究では,緑地協定の運営実態を把握するために千葉市を研究対象地として,協定書の内容に開する調査,協定代表者の意識調査を実施した その結果,協定書に規定されている緑化に開する事頂,垣・柵に関する事項等に関しては協定締結の経緯等により異なることが把握された また,協定代表者からみた住民の協定に対する認識度は低いこと,協定代表者は協定の締結による効果としては,緑の量的な拡大を認識する一方,問題点としては,樹本の維持・管理に係わる負担を感じていること等が把握された,今後,協定地区と行政等との連携の強化が必要であり,具体的には緑化基金の活用等が必要であることが明らかになった。
キーワード:
緑地協定,協定書,意識調査,維特管理