記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 10 (1996年) > 東京都中央区を事例とした屋上緑化に関する実態と今後の課題

環境情報科学学術研究論文集10 (1996年)

[pp.49-54]

東京都中央区を事例とした屋上緑化に関する実態と今後の課題

島田 正文,中村 忠昌,中谷 裕一郎,柳井 重人,丸田 頼一 (日本大学,千葉大学,金沢市役所)


要旨:
近年,建築物の屋上は,新たな緑化空間として注目されている。本研究では,東京都中央区を研究対象地とし,屋上緑化の分布,緑化面積等の実態や維持・管理者の屋上緑化に関する意識を把握することにより,緑化を推進するに際しての課題や問題点について検討した。その結果,中央区全城で135箇所,13,021m2の屋上緑化地が確認された。これらは主に1960年代以降,個人の趣味や入居者の憩い,景観の向上等を目的に建築物の竣工時に施工されており,小動物の生息場所等としての効果があったことも把握された。また,屋上緑化に係わる維持・管理上の問題点や今後希望する助成内容が把握され,屋上緑化の推進にあたっては,今後これらの問題解決や支援方策の検討が必要である。


キーワード:
都市環境,屋上緑化,維持・管理者,緑化の意識,市街地,東京都中央区