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環境情報科学学術研究論文集10 (1996年)

[pp.43-48]

ひたちなか地区を対象とした土地被覆変化の時系列変化に関する考察

桑原 祐史,大塚 一臣,三村 信男,野北 舜介 (茨城大学)


要旨:
本研究では,ランドサットTMデータを用いて大規模開発に伴う土地被覆の変遷および植生活力の変化を時系列的に解析した。具体的に,まず土地被覆の変化を把握していく上で必要となる各種情報を収集し,情報項目を明確にして整理した。さらに,観測年度の異なる同時期のデータを用いて土地被覆分類図を作成するとともに,スペクトル情報から計算した正規化植生指標を用いて大規模開発が周辺環境に与える影響をモニタリングした。加えて,解析に関する要素技術として植生指標の補正方法を提案するとともに有効性について検討した。


キーワード:
衛星リモートセンシングデータ,時系列分析,土地被覆変化,植生指標