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環境情報科学学術研究論文集10 (1996年)

[pp.13-18]

地域環境計画における定量目標の設定動向とその評価ー都道府県・政令市レベルの事例

中口 毅博,川崎 健次 (社会調査研究所,豊中市役所)


要旨:
本研究は地域環境計画の実効性を担保する等のために不可欠な定量目標の動向を分析し,都道府県・政令市のレベルの計画を例にその評価を行ったものである。あらゆる政策課題に幅広く定量目標がセットされた"総合性"と,1つの課題について基本目標から具体的事業まで複数の定量目標が組み合わされている"階層性”をShannon-Weaver関数で測定した結果,目標設定数の多いこの2~3年に策定された計画の評価が高く,計画としての要件を満たしつつあることがわかった。しかし個別に検討すると,近年の重要な政策課題である水循環・水資源・生物多様性・物質循環・地球環境・参加については,負荷削減の目標が適切に選択されておらず,また負荷削減目標と対策目標,負荷削減目標と主体別の行動目標が階層的に組み合わされていないことが明らかになった。


キーワード:
地域環境計画,目標設定,環境指標,政策プロセス,進行管理