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環境情報科学学術研究論文集10 (1996年)

[pp.7-12]

市町村における資源回収の効果と実施困難性に関する碁礎的研究

松本 安生,高瀬 聡 (東京工業大学,(株)プレック研究所)


要旨:
1995年に日本でも「容器包装リサイクル法」が制度化された。この中で,市町村においてはびんや缶,古紙などの容器包装材を回収するための回収システムの整備が義務づけられている。一方で,いくつかの市町村では既にこれらの回収を実施してきており,これら先進都市での取り組みが今後の資源回収システム構築において大いに参考となるものと考えられる。そこで,本研究ではこうした先進的な自治体を対象としたアンケート調査及び統計データの調査を行い,資源回収量と回収方法,実施における困難性との関連について分析を行った。その結果は次の2つの点である。(1)近い将来に必要とされる細かい分別や,多品目回収においても回収量を維持していくためには住民の理解だけでなく,具体的な行動でも協力がより必要である。(2)集団回収への支援を多くすると回収量は増えるが,回収拠点の確保など都市におけるスペース上の困難性という課題がある。


キーワード:
廃棄物,資源回収,リサイクル,回収効果,分別収集