記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学 > 48巻 (2019年) > 4号 > 報告 日本の気候変動対策と生態系保全策との間のトレードオフ・シナジーに関する包括的分析

環境情報科学48巻 (2019年) 4号

[pp.74-79]

報告 日本の気候変動対策と生態系保全策との間のトレードオフ・シナジーに関する包括的分析

亀山康子 (国立研究開発法人国立環境研究所社会環境システム研究センター)


テーマ: -
カテゴリ: 投稿


要旨:
一般的に,ある目的で導入された政策が,他の目的を目指した政策と矛盾を起こす(トレードオフ)状態を避けつつ,両目的を同時達成する(シナジー)政策を優先することが望ましい。本研究では,日本の気候変動政策と生態系保全策との間の関係性について,「地球温暖化対策計画」「気候変動の影響への適応計画」「生物多様性国家戦略2012-2020」の項目を用いて網羅的に調査した。その結果,緩和策と生態系保全策との間では再生可能エネルギー分野および水田関連,適応策と生態系保全策との間では自然災害・沿岸域の分野でトレードオフが生じる可能性を指摘した。他方,シナジーが示された分野もあり,今後,これらの関連性を意識した政策導入が求められる。


キーワード:
気候変動緩和策, 気候変動適応策, 生態系保全策, トレードオフ, シナジー

PDFダウンロード(会員限定)