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環境情報科学48巻 (2019年) 2号

[pp.92-97]

研究論文 『稲むらの火』と『濱口梧陵手記』の中心人物が見た景観の特徴

横関隆登・山本清龍・大竹芙実・山田優太・下村彰男 (東京大学大学院農学生命科学研究科)


テーマ: 特集:まちづくりにおける大都市の空地の実態と活用 -快適な都市を目指す空地の計画・設計とマネジメント
カテゴリ: 投稿


要旨:
本研究では『稲むらの火』と『濱口梧陵手記』の景観的特徴を,物語の中心人物の視点場ごとの視対象,地形と中心人物の関係による可視・不可視特性から解明した。その結果,『稲むらの火』の中に,災害発生時の重要な景観構成要素の空間的位置関係が事実に基づいた形で表現されていた。しかし,五兵衛が見た沖の描写には唯一の創作性を確認でき,“海が見える”状況が作品を理解する前提条件となっていた。理由としては,読者との共感を高めるための創作の可能性が考えられ,人と海の適切な関係性を示唆すると考えられた。


キーワード:
津波,防災,景観,主体,公共事業,アセスメント

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