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西應浩司・大槻恭子・中山孝司 (大阪工業大学ほか)
テーマ: 特集:まちづくりにおける大都市の空地の実態と活用 -快適な都市を目指す空地の計画・設計とマネジメント
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要旨:
本研究は,現在の利用状況,座席間の距離,座席選択理由を調査・分析し、快適さを保ち、利用効率を高める方法を検討した。研究結果から、空席が生じる要因は,利用者がパーソナル・スペース(以下 PS)を確保する座席選択であることが分かった。他者と空けたい距離を計測すると,1席以上の空席を設ける必要があった。今回の結果から,PS を考慮すれば,限りある空間の中で,利用者の快適さを保ち,利用率を向上できる可能性があることが分かった。
キーワード:
学生食堂,パーソナルスペース,空間認知