学術研究論文発表会・ポスターセッション

2019年度環境情報科学 研究発表大会の開催について(報告)

11月27日に市ヶ谷の日本大学会館において、2019年度環境情報科学 研究発表大会が開催され、200名を超える方が参加されました。約100題の論文発表やポスターセッション、会員からの2つの企画セッションでは活発に研究成果が発表されました。

また、地域循環共生圏をテーマにした一般公開シンポジウムも併せて開催され、この分野の第一人者である武内和彦中央環境審議会会長や中井徳太郎総合環境政策統括官らから貴重な講演をいただき、あわせて若手研究者らから最先端の環境研究の概要を紹介いただき、地域循環共生圏と環境研究に関する多くの視点が共有されました。

論文発表について:

査読審査を経て『環境情報科学 学術研究論文集33』に掲載された計59編の論文の口頭発表ならびにポスター発表が計4会場で行われ、非常に活発な意見が交わされていました。

2019年発表大会写真

ポスターセッションについて:

第16回目を迎えるポスターセッションでは,学生を中心に43題のポスターが出展されました。ポスター発表が初めてという学生もいて、慣れない様子ながらも参加者との意見交換・質疑応答に懸命に応対している姿が会場のそこかしこで見られました。

また、学術委員を中心とした選考委員が、ポスターデザイン・内容・質疑応答等といった点で総合的な評価を行って優秀ポスターを選考し、下記9編のポスターが優秀ポスターとして表彰されました。

2019年発表大会写真

2019年発表大会写真

【学生の部】

<理事長賞>

「再生可能エネルギーミックスの組合せ最適化計算ツールによる地域連携効果の多目的評価」
田中 健太郎さん(大阪大学工学部環境・エネルギー工学科)
「緑化条例に基づいて計画・創出された緑の実態に関する研究」
西谷 麟さん(筑波大学大学院システム情報工学研究科)

<学術委員長賞>

「屋外空間における温熱環境の違いが来訪者の空間利用に与える影響に関する研究」
中島遥希さん(筑波大学大学院システム情報工学研究科)
「GISを用いた東京都市圏における建設ストックの時空間分析」
吉田英立さん(名古屋大学工学部・環境土木建築学科)

<事務局長賞>

「陸上風力発電所計画における隣接地域住民との合意形成に関する研究」
石井涼子さん(東邦大学理学部生命圏環境科学科)
「地理的・社会的要因を考慮した空き家分布のモデル化に関する研究―福岡県北九州市を対象としたケーススタディ」
森田大登さん(名古屋大学工学部環境土木建築学科 )

【一般の部】

<理事長賞>

「豊かさを実感できる将来像の実現に向けた市民・行政・研究者の協働によるまちづくり調査」
木村道徳さん(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター)

<学術委員長賞>

「森林資源の持続的利用と地域循環システムを促進する社会・経済的取組」
山崎慶太さん((株)竹中工務店 技術研究所)

<事務局長賞>

「気候変動適応計画の策定に向けた課題 ―地方自治体における科学的知見の活用」
岩見麻子さん(法政大学地域研究センター)

企画セッションについて:

会員からの応募による2つの企画セッションが開催され、活発な討議が行われました。

  • 「世界環境憲章は日本の環境法政策にいかなる影響を与えるか」
  • 「環境保護を“推進する企業”と“教育する大学” 〜その取り組み事例と発展可能性について〜」

2019年発表大会写真

公開シンポジウムについて:

「地域循環共生圏−その創造に向けての環境科学研究の役割」と題した公開シンポジウムを開催しました。基調講演には中央環境審議会会長の武内和彦氏、特別講演には環境省総合環境政策統括官の中井徳太郎氏をお迎えし、貴重な講演をいただきました。

あわせて国立環境研究所社会環境研究センター長の藤田壮氏、筑波大学システム情報系教授の村上暁信氏、明治大学農学部准教授の片野洋平氏、大阪大学工学研究科助教の松井孝典氏から最先端の環境研究の概要を紹介いただき、活発な議論が行われました。

2019年発表大会写真