受賞者の声 〜2006年度PRTR大賞 住友化学(株)〜

Q:社内での①化学物質管理、②リスクコミュニケーションの推進について変わったことはありますか?

A:①化学物質管理について
当社のリスクベースに基づく化学物質管理の取り組みが第三者に高く評価されたことは、社内各事業所で環境部署の従事者の士気を大いに高め、環境面でのマネジメントの一層の向上にもつながった。
また、今回の受賞で、化学物質管理という切り口での自社の優れた環境対応の取り組みを、全社全部門の従業員が知ることになり、あらためて化学物質管理の大切さ、重要性を理解・認識し直す契機にもなった。化学物質管理は適切かつ計画的に推進していくことで、必ずや経済活動と両立するものと考えている。今後も基本に忠実に確かな取り組みを継続することで、社会との共存共栄をさらに深めていきたい。

A:②リスクコミュニケーションについて
当社の大きな特徴は、全社方針を受けて各事業所が創意と主体性をもって、地域性なども加味しながら、多様なリスクコミュニケーションを推進していることにあるが、今回の受賞を通じて、化学物質管理の取り組みと同様、さらにアグレッシブに展開しようという気運がますます高まった。
各事業所での優れた取り組み内容を全社に水平展開することで、より良いものに改善され、新たな取り組みも次々に生まれているが、「地域とともに発展することが社会の使命である」との事業精神に基づき、様々なステークホルダーへの「情報公開」と「対話」をさらに強化させていきたい。

Q:社外から受けた評価として、どのようなことがありますか?

A:「大賞ロゴマーク」を広報紙や名刺に印刷するなどして活用しているが、本マークを通じて、PRTR大賞という表彰制度があることや当社がその大賞受賞企業であることを知った方も多いようで、こうしたことを通じて当社がPRTRの活動に熱心な企業であるとのお褒めの言葉を頂戴した事例も少なくない。また、行政、マスコミ、産業界などから多くの講演や講義の依頼があり、可能な限り応じさせていただいた。

Q:企業全体として受賞をどのように活かされていますか?

A:大賞受賞を素直に喜ぶ一方で、「受賞は通過点に過ぎない」との思いで、今後とも一切、気を緩めることなく、さらに取り組みを加速させるべく、全社全部門をあげて、「科学に裏づけされた適切な化学物質管理の推進とリスクコミュニケーションの充実」を進めていく。

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